INTRODUCTION

なぜ俺を嵌めたー

カンヌ国際映画祭も認めた、韓国ノワールの最高峰 ! 極限の駆け引きが、世界を虜にした ――――

ある夜に起きた一つの殺人事件。その場に居合わせた元傭兵ヨフンは、何者かに銃撃され病院に運び込まれる。そして、彼を治療した医師テジュンは突然、妻を誘拐される。「妻を助けたければヨフンを連れ出せ」。謎の男からの電話、テジュンはヨフンを病院から連れ出そうとする。しかし、その瞬間から二人は“標的”となった…彼らを追う警察、そして謎の組織。なぜ、彼らは追われるのか?そして、テジュンの妻の運命は?先の読めない36時間の追撃が今始まる―――― 韓国映画では『甘い人生』『チェイサー』に続き、第67回カンヌ国際映画祭“ミッドナイト・スクリーニング”で上映されるという快挙を成し遂げた本作。オリジナル作品『この愛のために撃て』の監督フレッド・カヴァイエも“オリジナルよりも素晴らしい脚色!すごく興奮した”と大絶賛。カンヌでの評判を受け、すでにドイツ、トルコ、スイス、南米などでの上映が決定。まさに、世界も認める韓国ノワールの傑作が誕生した。

緊迫する男たちのアンサンブルが、傑作を生み出した

突然“標的”とされる哀しき元傭兵に、『王になった男』『7番房の奇跡』で多彩な才能を見せつけヒットメーカーとして注目されるリュ・スンリョン。5ヶ月間のトレーニングで見事な肉体を作り上げ、初の本格的アクションに挑戦する。妻を誘拐される医師を『怪しい彼女』のイ・ジヌクが熱演。崖っぷちに立たされた男の悲壮感を見事に演じきった。そして、『リターン・トゥ・ベース』など頼れる男のイメージが強いユ・ジュンサンが一転、初の悪役に挑戦。『レオン』のゲイリー・オールドマンを彷彿とさせる圧巻の演技で新たな一面を見せている。豪華キャストが繰り広げる36時間の死闘。一瞬でも目を離せば、生き残れない――――

STORY

『事件日誌No.49283号』

濡れ衣を着せられ、追い回されるヨフン(リュ・スンリョン)は銃で撃たれ病院に緊急搬送される。ヨフンの担当医師テジュン(イ・ジヌク)は、その日以後、突然襲撃され、誘拐された妻を助けるため、病院からヨフンを脱走させ、危険な逃亡劇が始まる。 一方、事件の陰謀を直感した女刑事のヨンジュ(キム・ソンリョン)と犯人検挙率100%の広域捜査隊ギチョル(ユ・ジュンサン)が新しく事件に介入するが…。

CHARACTER&CAST

俺が行く。

謎の殺人事件で全ての標的となる男 ペク・ヨフン

暴雨のある夜、殺人事件現場で銃傷を負って逃走し交通事故に遭ったあったヨフン。隣近の病院に搬送された彼は翌日、担当医師のテジュンの治療によって意識を取り戻すが、自分が昨夜の殺人事件の容疑者に指名手配されていることを知り警察の目を避けて病院を脱出。しかし、刑事たちの必要な追跡が始まる。傭兵出身だった彼はこの謎の殺人事件を暴くために自ら動き出す。

映画への情熱があふれる俳優 リュ・スンリョン

2004年デビュー以来、今まで誰よりも多様な変身をして来たリュ・スンリョン。『神弓-KAMIYUMI-』『僕の妻のすべて』『王になった男』『7番房の奇跡』に至るまで、彼が演じたキャラクターには同じタイプがない。全盛期を迎え韓国映画界のスターダムにのし上がったが、相変らず演じる役も新たに挑戦したい分野も多い俳優だ。映画はもちろん、ドラマ、ドキュメンタリーのナレーション、アニメの声優など、自分に訪れる機会を最大限に活かし、楽しんでいるリュ・スンリョン。本作では強烈な姿で新たな変身をとげている。

FIRMOGRAPHY

【映画】

『7番房の奇跡』(2013),『王になった男』『僕の妻のすべて』(2012),『神弓-KAMIYUMI-』『高地戦』『カエル少年失踪殺人事件』(2011),『ベストセラー』(2010),『シークレット』(2009)ほか多数

危険な逃亡をすることになる医師 イ・テジュン

臨月の妻と幸せな日々を過ごしていたレジデント3年目のテジュン。そんな彼に突然、青天の霹靂のような出来事が起こる。正体不明の謎の男から襲撃を受け、妻が拉致された。“妻を死なせたくないなら13番の患者を病院の外へ出せ”と指示をうけ、病院へ急ぐテジュン。刑事たちの監視下のなか13番患者のヨフンを逃がす。しかし、ヨフンはどこかに消え、妻を救うためにはヨフンが必要なテジュンは彼を追うのだが・・・ 妻を救うため

韓国映画界のニュースター イ・ジヌク

すらっとしたスタイルと清潔感のある甘いマスクで女性ファンの高い支持を得ている俳優イ・ジヌク。これまで、ロマンチストな役柄が多く女性たちを魅了してきた彼が、演技の幅を広げ、徐々に演技派俳優への道を歩き出しつつある。『怪しい彼女』で本格的なスクリーンデビューを果たした彼が次回作として選んだ本作では、強烈なイメージチェンジをはかる。切迫した状況に置かれた男テジュン役を通じて、感情を爆発させる役柄に挑戦した。

FIRMOGRAPHY

【映画】

『怪しい彼女』(2014)

【ドラマ】

『ナイン~9回の時間旅行』(2013),『ロマンスが必要2012』(2012),『エア・シティ』(2007),『サムディ』『恋愛時代』(2006)ほか多数

妻を救うためにはあんたが必要なんだ!
今から失敗する者には容赦しない。

自身の完璧なキャリアのためには手段を選ばない、広域捜査隊班長 ソン・ギチョル

検挙率100%を誇る広域捜査隊のソン・ギチョル。自分が担当した事件は一つの間違いも犯さず完璧に処理することで定評があるベテラン刑事。ある夜、都心で起こった謎の殺人事件を担当するようになった彼は、殺人事件の容疑者ヨフンと彼の逃走を助けたと疑われているテジュンを必要に追う。

終わりなき挑戦を続ける演技派俳優 ユ・ジュンサン

演技に、バラエティと、多才な魅力を持つ俳優ユ・ジュンサン。映画、ドラマ、ミュージカル、音楽活動など多様な分野で活躍している彼に“休息”と言う言葉はないほど。常に熱いエネルギーで絶えず挑戦しながら見る人々に活力を与える。本作では初の本格的な悪役に挑戦。冷徹な性格の持ち主ソン・ギチョルで、これまでとはまた一味違った男に変身を遂げる。

FIRMOGRAPHY

【映画】

『フィスト・オブ・レジェンド』(2013),『リターン・トゥ・ベース』『ヘウォンの恋愛日記』(2012),『3人のアンヌ』(2011),『この世で一番美しい別れ』『黒く濁る村』(2010)ほか多数

【ドラマ】

『たなぼたのあなた』(2012),『江南ママの教育戦争』(2007)ほか多数

【ミュージカル】

『フランケンシュタイン』,『三銃士』,『レベッカ』,『ジャック・ザ・リッパー』ほか

陰謀に勘付き、事件に近づく中部署警官 チョン・ヨンジュ

交通事故の一報が入り、病院に出動した中部署の警官チョン・ヨンジュ。事故の被害者ヨフンから銃傷を見つけた彼女は、昨夜起こった殺人事件とヨフンが何らかの関連があることを見抜いて捜査を広げる。しかしテジュンの助けを借りてヨフンが病院を脱したことをきっかけに、事件は広域捜査隊ソン・ギチョル班長に移管されてしまう。事件に対する疑いが次第に大きくなっていくヨンジュ。彼女は事件の真実を暴くためにギチョルとは別にヨフンとテジュンの後を追う。

常に変身し続ける女優 キム・ソンリョン

衰えない美貌、スタイルで、韓国女性の憧れである女優キム・ソンリョン。美しさの代名詞とも呼ばれる彼女が、本作のヨンジュ役を通じ女優人生で初めて強烈なアクションに挑戦。強いカリスマを持ったキャラクターを演じるため、アクション訓練はもちろんスタイルまで大きく変化させたキム・ソンリョンは、観客たちに無限な魅力をみせてくれる。

FIRMOGRAPHY

【映画】

『逆鱗』(2014),『コードネーム:ジャッカル』(2012),『依頼人』(2011),『春香秘伝 The Servant 房子伝』(2010), 『宮女 クンニョ』(2007)ほか多数

【ドラマ】

『相続者たち』『野王-愛と欲望の果て-』(2013),『追跡者(チェイサー)』(2012),『お隣さんは元ダンナ』(2010)ほか多数

この人たち、誰かに追われてる!

ABOUT

魔性のカサノヴァ、キングメーカー、そして今回は“標的” 今最も旬なリュ・スンリョンが、最も危険な役に挑戦 !

ここ数年、韓国映画界で最も輝いている俳優リュ・スンリョン。2012年『僕の妻のすべて』で女心を射止めた魔性のカサノヴァ“チャン・ソンギ”、2012年『王になった男』で村の道化師を朝鮮の王にまでしたキングメーカー“ホ・ギュン”、2013年『7番房の奇跡』で6歳の知能を持つ父親“ヨング”まで、どのキャラクターも完璧に演じきり、観客たちに大きな笑いと感動を与えてくれた。それだけでなく彼はこの3つの作品で大鐘賞、青龍映画賞など韓国最大のショーレースでも見事に演技賞を総なめした。2014年、今のリュ・スンリョンは“演技派俳優”という修飾語を越え、“韓国の観客たちが一番好きな俳優”、“裏切らない映画界の大スター”となっている。特に『7番房の奇跡』以降、リュ・スンリョンの次回作に関心が集まった。個性あるキャラクターで“演技派”として頂点を極めた彼がどのような新しい姿を見せてくれるのか期待感が高まった。そして彼の選択は2014年最も息を呑む韓国ノワールの本作であった。『ポイントブランク~標的にされた男~』は、謎の殺人事件に巻き込まれた男と、妻を助けるために彼と危険な逃亡を図る医師。そして彼らを追う二人の刑事が繰り広げる36時間の息詰まるチェイスを描いた作品だ。ここでリュ・スンリョンは殺人の濡れ衣を着せられ“標的”となる“ヨフン”を演じ、リアルなアクションと感情深い演技を見せる。リュ・スンリョンは多くの作品で多彩な役を演じて来たが、本格的なアクションは本作が初めてであったため、彼は体重を減量し、5ヶ月もの間アクショントレーニングを受けるなど、傭兵出身という設定であるヨフンを演じるため、まさに身を削りながら挑戦した。

36時間の息詰まる本格追撃アクション! 疾走感、緊張感、そして過激なアクションに興奮する!!

36時間の息詰まるチェイスを描いた本格アクション映画『ポイントブランク~標的にされた男~』。この作品は設定が与えるスピード感、人物の関係性が生み出す緊張感、そしてほてるようなアクションの迫力まで、観客たちを満足させる最高のエンターテインメント作品に仕上がっている。まず、『ポイントブランク~』は事件の始まりから最後まで36時間の間に起こるという設定で、スピード感を感じさせる。殺人事件の容疑者になったまま追われる男“ヨフン”が、真実を明らかにするために孤独に奮闘するストーリーが一日半、休む間もなしに展開される。展開のスピード感は見る側を虜にすると同時に、極限の状況に置かれた人物と感情を共有させる。また、事件に巻き込まれる医師テジュン、そしてそれぞれ別の目的で彼らを追う二人の刑事ギチョルとヨンジュまで、4人の人物関係が緊張感を生み出している。追われるヨフンとテジュン、そして二人を追うギチョル班長とヨンジュ。果たして誰が敵で誰が味方なのか、観ている側の意識をミスリードして行く。それだけでなく、事件が展開されるにつれて追いかけられる者と追う者の境界が曖昧になり、人物たちの関係性が最後まで緩めることができない緊張感を与えている。そして、格闘、チェイス、銃撃、爆発など大迫力のアクションで刺激を与えてくれる。映画の1/3を占めているこれらの多様なアクションは、映画が終わるまで観客たちの手に汗を握らせる。しかし、そのアクションはビジュアルと派手さのみを強調せずにキャラクターの特性と人物の感情を完全に盛り込み、映画をより盛り上げる役目をしている。容疑者ヨフンのアクションは切迫さと怒りを、刑事ヨンジュのアクションは彼女のキャリアとカリスマを現わしているのが特徴。このように各キャラクターを代弁しているアクションを通じ、観客は視覚的な面白さを感じるとともに映画により入り込むことができるのだ。

イ・ジヌク、キム・ソンリョン、チョ・ヨジョン、 チョ・ウンジ、チン・グ、そしてユ・ジュンサンまで! 演技派俳優が総出演。彼らのシナジーが生み出す圧倒的な世界観!!

『ポイントブランク~』は製作段階からすでにしっかりとしたキャスティングが注目されていた。俳優リュ・スンリョンをはじめ、イ・ジヌク、キム・ソンリョン、チョ・ヨジョン、チョ・ウンジ、チン・グそしてユ・ジュンサンまで、スクリーンやTV、舞台にと活躍する俳優たちが総出演したからだ。『怪しい彼女』で本格的スクリーンデビューをし、2作目の本作で主演を演じるイ・ジヌクは、今回の作品で妻を救うため逃走するテジュンを演じ韓国映画界で最も期待される新鋭となった。これまで、ロマンチストな魅力と安定した演技力で認められてきたイ・ジヌクは、妻を救うために36時間もの間ノンストップで走り続ける“テジュン”というキャラクターで感情をむき出しにする、新しい演技スタイルを見せた。さまざまなドラマを通じて優雅な女性キャラクターを演じて来たキム・ソンリョンは、陰謀を直感し事件の真実を暴こうとする刑事ヨンジュを演じる。韓国の多くの女性たちの憧れとされてきた彼女は、デビュー以来初めて、強烈なアクションを見せる。彼女のイメージチェンジに期待が集まった。またチョ・ヨジョンは出産を控えて拉致に遭うテジュンの妻ヒジュ役を演じる。極限の危機状況でも暖かさと強さを忘れないヒジュを演じたチョ・ヨジョンは、既存の時代劇でのイメージとは違った新しい姿、新しいイメージを見せる。チョ・ウンジはヨンジュの後輩刑事スジンを演じ、熱いエネルギーを爆発させる。これまで個性的なキャラクターでお馴染みだった彼女は、本作では感情を抑えた演技と強烈なアクションを見せる。ヨフンの弟を演じた俳優チン・グ。これまでは主に男らしい役柄が多かった彼が、本作では薄気味悪く、時には母性本能を刺激する多様な演技を披露した。映画、ドラマ、ミュージカル、音楽活動と、多様な活動を繰り広げてきたユ・ジュンサンは、完璧主義者のギチョル班長を演じる。“国民の夫”と称されることもあるユ・ジュンサンの温かいイメージ、ミュージカルの舞台での強烈なカリスマとは一味違った役柄に注目。過ちは絶対に許さない冷徹な男ギチョル班長を演じ、新たな演技の幅を見せつける。このような韓国映画界を代表する、個性あふれる俳優が勢ぞろいし、本作で今までの映画にはなかったシナジーを生み出している。

“『ポイントブランク』はミュージックビデオのようなリズム感で、呼吸と展開があった時、最高の面白さを生み出す。演出していて、自分自身にも分からなかったことを見つけることが出来た”

DIRECTOR

演出 チャン

演出 チャン

2008年デビュー作『コ死:血の中間考査』で韓国映画界に新しい風を吹かせたチャン監督。彼は映画界に入る前はgod、BoA、Nell、ソン・シギョン、イ・ギチャン、フィソン、T-ARA、SGワナビー、GUMMYなど有名アーティストたちのミュージックビデオを手掛け、とびぬけた感覚の演出家として定評がある。音楽と映像が結合された芸術、ミュージックビデオで演出経歴を積んで来た彼は、素晴らしリズム感を持っている。このリズム感を“36時間の息詰まるチェイス”という設定で十分に発揮したといえる。本作は一つの事件を中心に終始、追いつ追われつの展開で役者の呼吸、リズムで世界観を作らなければならなかったからだ。またチャン監督は本作で初のアクションジャンルに挑戦した。作品全体にリズム感を付け、アクションのスピード感に加えて視覚的な面白さを作り出すことに努力した。そして、単なる派手なアクションではなく、人物の感情を中心に真実味のあるアクション、ドラマにするためにスタッフ、役者たちと何度も会議を行った。このような過程を経て監督は「アクティブなアクションジャンルでも人々を泣かせる映画にしたい」という演出意図を語った。

FIRMOGRAPHY

【映画】

『コ死: 血の中間考査』(2008)